図書館で借りた本

翻訳夜話 (文春新書)

翻訳夜話 (文春新書)

翻訳に関するケーススタディとしての面白さもあるが、英語と村上春樹の作家性との関係も垣間見える。
翻訳語成立事情 (岩波新書 黄版 189)

翻訳語成立事情 (岩波新書 黄版 189)

「社会」とか「近代」とか「個人」など、明治時代に翻訳作業の中で作られたり、元々存在する言葉に意味をつけ足したりしたものについての考察。トリビアルな箇所以外は読み飛ばしてしまった。
翻訳と日本の近代 (岩波新書)

翻訳と日本の近代 (岩波新書)

翻訳文化について。簿記を日本に紹介したのは福沢諭吉で、最初は「帳合之法」と言っていたとか。これもトリビア

英語から日本語にする際に悩む言葉というのは時々ある。最近だと…、役職としてのvisionaryとか、インターネットブラウザがコモディティ化するのcommoditizeとか、プロプライエタリ・ソフトウェアのproprietaryとか。とりあえずカナカナにしといて、概念はインターネットでWikipediaでも読んどいてください、というのが楽なのだろうけど。明治の人はえらい。